痛風は、尿酸が体内に蓄積し結晶化して関節などにあらわれ痛みをともなう疾患です。

痛みは激痛となることが多く、風が当たっただけでも痛むなどの説から、痛風と命名されたと言われています。尿酸の結晶は比重が高く、重力によって足部に沈着しやすいため、足・かかと等に痛みをともなうケースが多くあります。

原因

アルコールは肝臓で尿酸がつくられるのを促進し、尿酸の濃度を上げてしまうため痛風の原因となっていると言われています。そのほか、精神的ストレスや水分摂取の不足も原因となることがあります。

症状

痛みの好発部位は母趾の付け根です。急に疼痛・腫れが出現します。 それ以外にも足の甲や足首、膝などに痛みが出る場合もあります。

診断

診察所見、レントゲン、血液検査にて診断します。

治療

疼痛がある急性期には痛みの発生を抑える薬や炎症を抑える薬などの投薬によって治療します。また、食事の改善なども指導します。疼痛が治まったら尿酸を下げる薬を開始します。定期的な血液検査が必要です。