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変形性股関節症

股関節の軟骨がすり減っていく疾患です。女性が多く股関節の形成不全が原因で起こることが多いです。最近は高齢社会となったため、特に明らかな原因が無くても年齢とともに股関節症を発症してくることがあります。

症状

主に関節の痛みと機能障害です。初期は立ち上がりや歩き始めに脚の付け根に痛みがでます。ときには太ももや膝に痛みが出る人もいます。進行すると安静時や夜寝ていても痛みが出現します。日常生活では足の爪切りや靴下履きがやりにくくなったり、長時間歩行や階段の昇り降りが困難になってきます。

診断

診察所見とレントゲン検査にて関節の隙間が狭くなっていたり、骨棘という変形所見を確認して確定診断します。

治療

軟骨は一度すり減ったら再生しません。なので負担をへらして大事に使うことが大事になります。治療はリハビリテーションでの運動療法(ストレッチ、筋トレなど)、お薬(鎮痛薬や湿布などなどで症状の改善をはかります。これら保存治療でも改善無く、日常生活に支障をきたすような場合には、手術(人工股関節置換術など)を行うことになります。

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