急性腰痛症(ぎっくり腰)
ぎっくり腰とは、急性腰痛症の通称で、突然腰の痛みをともない、動くことが困難になる疾患です。原因として重たいもの持った、長時間無理な姿勢を続けた、無理な作業をしたなどありますが、それら心当たりが無くてもある日突然痛みが出現する場合もまれではありません。筋・筋膜性腰痛や腰椎の疾患など整形外科的な疾患以外にも、尿路結石や胆石・胆嚢炎、婦人科疾患など原因はさまざまです。
診断
診察所見によってレントゲン検査、MRI検査を行います。整形外科以外の原因が考えられる場合は血液検査や尿検査を行ったり内科、泌尿器科などへ紹介することもあります。
治療
整形外科的な疾患が原因であると思われる場合には薬物療法、注射、物理療法(温熱・低周波など)などで症状の改善をはかり、併せて体幹筋力の強化などを目的に運動器リハビリを行います。腰痛予防のための運動、日常生活指導も行います。